2017年06月19日

着物の襟の合わせの向きは大事です

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着物を切る時、前合わせの向きは大事です。左右で、意味合いが異なってきますので、作法をしっかりと身につけておくことが肝要です。通常の使用の際には、右前で着ることになり、その逆は死に装束と言われています。和服を着慣れていない女性が、ふだんの洋服と同じような感じで合わせてしまう場合があります。

また、着慣れていない人に上手な方が相対で着せてあげるような場合にも、うっかりと逆に合わせてしまう場合もありますので注意していください。この左前は、非日常の印象を与えることになり、多くの場合、生きている人が行なうと縁起の悪いことと見られます。

したがって、亡くなった方に着せる場合には、通常とは逆の左前にすることが多くあります。尚、葬儀に参列する方の喪服に関しても、和服の前合わせは右前となります。また、洋服ではそのような考え方がありませんので、特に気にすることはありません。

様々なシーンで浴衣や着物を着る機会がありますが、花火を見に行く、お祭りに参加するなど一般行事に参加する際は、当然のことならが右前で着るのが常識となります。昨今では芸能人が自撮り写真をネットにアップすることがありますが、前合わせが逆になっていることから批判されることもあり、着物を着る際には気を使いたいポイントです。

About

兵庫県に住んでいる滝口 右京25歳です。数年前、高校を卒業した時に喪服を購入しようと思い、スーツショップへいきました。

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